帯地の猫の制作に疲れた頃、シルク・デシンの白いハンカチに描いてみようと思った。 これなら小さくて気軽に製作出来る。 しかし描けば描くほど、また細密になっていく。どうも私は制作の世界にはいると夢中になる傾向にある。 筆を動かしながらその猫と語り合っているのかも知れない。 結局、小さくても大きくても制作にかかる時間はやエネルギーはあまり変わらないのである。 困ったものだ。
森本 景一
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