◆ menu | |
大宮華紋って何?
大宮華紋とはどういうものなのですか?
色を使ったお洒落紋とだとは思うのですが・・・刺繍紋ですか?
大宮華紋は当社独自の彩色技法で染め上げた「彩色家紋」です。刺繍紋ではありません。
刺繍紋との違いは?
大宮華紋は染めの色を挿している紋なんですよね?
刺繍紋や加賀紋も色がついてます。刺繍紋は御洒落につけたりするようですが、大宮華紋もそうなんでしょうか?
着物に付ける色を施した家紋には、縫い紋以外に江戸時代、友禅技法で染め上げた「加賀紋」や絵や文字を家紋の替わりとして付けた「伊達紋」、絞りで染め上げた「鹿子紋」がありました。
『大宮華紋』は白抜きされた紋場に当社独自の技法で色を挿して染め上げた手作り紋です。お洒落感覚を目的としておりますので、縫い紋や加賀紋と同じと考えて下さい。
合わせて「家紋研究」の「加賀紋」のページもご覧下さい。
色想きものってなに?
友達に大宮華紋のついた着物を見せて貰った時に見たのですが、凄くお洒落な畳紙(たとうし)に「色想きもの」と書いてありましたが、どういう意味でしょう?
「色想きもの」とは大宮華紋が「最も美しく演出出来るように」という想いで作った着物です。大宮華紋がより美しく演出する為のステージが色想きものです。無地や無地感覚のものが多く、色に想いを込めて作る一品物です。
基本的に当社で作成させて頂いたお着物は全て「色想きもの」です。
大宮「家紋」とは違うのですか?
貴社の「大宮華紋」とは別に「大宮家紋」という文字をどこかで見た事があるのですが、また別のものなのですか?
当社で作る彩色家紋は「大宮華紋」という名称で商標登録をとっています。しかし間違って「華」を「家」と書いて仕事を依頼される方もおられます。
「華」という字にこだわったのは、「家の紋から離れてもっと自由にお洒落を楽しんでほしい」文字通り「華のように美しく、よりいっそう華やかに」という願いを込めたからです。
大宮華紋が求めるものは?
家紋のデザインに何を求めらますか?何をプラスする事が大宮華紋なんですか?
一言で言えば女性の化粧の様なもので、色を付ける事により家紋の表情がころっと変わります。 改めてそのデザインの美しさを発見することもあります。私自身の楽しみでもあり、お客様にも楽しんで貰いたいのです。そして日本の紋章を多くの人々に解って頂きたいのです。
結婚式はOKですか?
色無地につけて、結婚式などに着て行けますか?
また、どの程度の格式になるんでしょうか?
それとも御洒落として楽しむものなんですか?
フォーマルの点では第一礼装(黒留や喪服)は駄目です。
フォーマルの目的は同じ物を着て、気持ちを一つにするという一種の制服感覚ですから、飛び抜けて目立つのはよくないですね。結婚式は準礼装でよい場合などは構わないと思います。
しかし地域によって習慣や常識がかなりの違いがありますので、今までの習慣に従うか、冒険するかはあなたの判断の一つになってきます。
大宮華紋の楽しみ?
大宮華紋は自分の楽しみとして入れて楽しむもののようですが、 加賀紋や縫い紋と同じように考えるという事はオリジナルの紋を作れるという事ですよね。
色合いを考えたりして作るのが楽しそうですね!
大宮華紋は楽しんでもらうためにあります。
「作る楽しみ、着る楽しみ、人に見てもらう喜び。」
いろいろな楽しみを味わうことが出来ますよ。
気軽に・・・
大宮華紋を知ったのは○○年前、成人式用の振袖を作ってもらった時でした。
母が「女の子の振袖だから、花紋をいれたらねぇ」と言っていたら、祖母が「花紋は大宮華紋に限るよ」と言ってました。
以前、色留袖を作った時呉服屋さんに 「大宮華紋をいれたいんですよねぇ」って言ったら、その呉服屋さん、アオクなっちゃって、 「大宮華紋って言ったらですね、とてもとても・・・」と、とても恐れ多いもののように言われちゃいました。でも、このHP見て安心しました。
自分が結婚する時には我が家の家紋ではなく、大宮華紋を、と思っています。
色々と大宮華紋にこだわって頂き嬉しく思っております。
しかし販売ルートにより価格のばらつきがあったり、類似品やその他よく似た名称のものがあると思われます。
私の知らない所で名前だけが一人歩きしているようなところがあると耳にします。
私の仕事は反物であれば必ず出袖の端切れに2cm角のラッカン場そこには華紋同様目返して中に大宮華紋と朱で判が入ります。
大宮華紋は染料のみ?
私も染め・描きなどを少しやってみたことがあるのですが、大宮華紋のパンフレットを見る限り、染料だけで制作なさるみたいですが、私には想像もつきません。染料が生地の上で、あんなに滲まずカッチリ止まるものなのでしょうか?
私の本業は染色補正です。色抜きの後で色を挿して直すのと同じ技法を使いますので、友禅のように糸目を置くのではなく、何もなしで彩色出来るのです。
色使いには何をイメージ?
私の色の感覚として和色というものは、簡単に説明するとふすまを通した光で見る色(微妙なくすみ・淡さ)というところが、森本様の出す色に感じられたのですが、その中に洋装(洋服)で使われるような明度のたかい色と和色との組み合わせがありますが、あまり見ないものだと感じました。何を、イメージされておられるんですか?
「和」や「洋」の色に関してあまり意識はしていません。
配色で意識しているとすればアクセントカラー(強調色)とナチュラルカラー(自然色)のそれぞれの役割です。 強調色という見せたい色があれば必ずそれを引き立たせる目に優しい自然色が配色として必要になってきます。
大陸文化が入ってきてから日本の強調色というのはかなり煌びやかなものだったんです。 原色に着色された寺院や金箔を張った仏像、しかし時の流れ共にこれらも目に優しい自然色になっていく訳なのです。
このような自然色と化した色を人々は日本の伝統色とイメージしているかも知れません。
私の色作りは自らの思うがままに色を出しております。 決まり事よりむしろ作り手、そしてユーザーがまず楽しむ事の方が大切なのでは?
ルールを知らない外国人の方が「和」の取り入れ方等を見事に自分のものとしているような気がします。
HP・パンフの制作は?
パンフレット・ホームページどちらも、デザイン性・機能性・その他もろもろなど、どれをとっても良い仕上がりなのですが、森本様が制作なされるのですか?
パンフレットは私の友人のデザイナーに作成してもらいました。 この手のお手本が無かったので二人とも苦労しました。
WEBサイトは息子(管理人)が全部作ってくれています。なかなか意見が合わないですが・・・
3点にはこだわりが?
大宮華紋・パンフレット・ホームページが別々のスタッフで制作されていたのは反対に驚きました。何故かと申しますと、何処かデザインには癖みたいなものがあって3点とも、同じ物を感じたのですが・・・
やはり森本さんのこだわりでしょうか?
そんな風に目に写っていたとは私自身意識しておりませんでした。
共通した物があるとしたら、それぞれの制作者の「感性の一致」かも知れません。
好きなものでも?
先日、実家で親戚の葬儀があり、家紋に興味を持つようになりました。
伯母たちから、これが家紋、これが女紋...と教えてもらいました。
洒落紋は好きなものをデザインしてもらえるのでしょうか?同じ紋付でも家紋・女紋・洒落紋などでやはり格は違うのですよね?
あなたがおっしゃってる家紋とは「定紋」の事です。
これらについては「家紋の話」で詳しく説明していますので一度ご覧になってください。
格式の点ですが元々家紋は家を表す印であり、女紋は随分後の話になります。この事から定紋より女紋(女紋は主に関西地方のしきたり)の方が下という事となってたのですが、現代は男女平等、あまり気になさらない方がよいかと思います。
洒落紋はあくまでもアクセサリーとしてお考え下さい。もちろんデザインもさせて頂きます。
※ 女紋についてはこちら
優れた紋は多くを語る? 以前、娘のために花環をアレンジした五つ紋の無地の振袖を創作して頂きました。娘は大変気に入り、何回となく華やいだ場でお褒めの言葉を頂いたようです。
優れた紋は有り触れた図柄より多くを語るという事でしょうか。
パーティー開場での多くの着物は、花柄などの華やかもの。しかしその中で人目を引くのは意外と無地なのかも知れませんね。
私は美しさの一つの条件として「人との違い」をテーマにしています。つまり新鮮さを売るわけなのです。
作らせて頂いた色想きものは大宮華紋をアクセントにおいた無地感覚の着物です。家紋のデザインは、文様をより突き詰めたもの。何故ならば家のシンボルマークであるがためにルーツをまた、目的を小さな円の中に閉じこめ、その意味を簡略化したものであります。小さくはありますが、永い時代背景だったからこそ生まれてきた家紋。それだけの重みは十分にあるのです。
Q&Aは当サイトのBBSへの書き込みやメールでの問い合わせ等を元に制作したものです。