当サイトにおける「家紋研究」とは染色補正師森本景一が仕事を通して疑問に思った家紋のことを追求しまとめたものである。
なお、まとめには現在、家紋研究家として活躍する森本勇矢が担当している。
2014年(現在)リニューアルを行ったが、それぞれの話の内容は一切変更していない。そのため、現在とは一部解釈が違う事柄などもある。
はじめに(2001年頃)
ルーツやその意味を一点に凝縮した家紋。
この奥の深さは底知れない。日本歴史が築いたこの神秘的な世界を少し違う角度から覗いて見ませんか?
私がご案内いたしましょう。
このサイトでは家紋というものを少し違う観点でとらえています。視点を変えることにより世界も広がり楽しくなります。
そして家紋を通して古い日本文化にも触れていただきたいと考えております。
私自身が今までに関わったテーマを中心にご紹介していきます。
森本景一
当社では「大宮華紋」や「紋入れ」の依頼の他に家紋に関する様々な相談や質問、またご依頼などが多く寄せられています。
その多くは「紋名を教えて欲しい」「家紋を作って欲しい」「家紋が嫌い。新しい家紋にしたい」「家紋の商品が欲しい」 などです。
これらに関する詳細や料金などをまとめたページを作成致しましたので、ご覧下さい。
「家紋に関するご依頼」のページへ
リニューアルに伴って、一部の話には追記を行っております。
それぞれの話を書いた時の結果から、後に分かったことなど多々あります。
一部は『家紋を探る―遊び心と和のデザイン』に掲載しておりますが、本が出た後にさらに分かったことなどもあります。
それらを追記という形で掲載しております。
話の構造を変えずに追記とするその理由は「答えに向かっての探求した事実」を消したくないという思いにあります。
結果だけが全ては無い。経過こそが意味のあるものであるという考えに基づいております。
長らく家紋研究というコンテンツに新しいネタを追加しなかった理由は様々あります。
などなどが理由です。
つまり発表する場が変わったということです。
現在では森本勇矢はブログ「家紋を探る」で希にですが新たなネタを投稿しております。
そちらも一度ご覧下さい。
ブログ家紋を探る http://arkness.blog.fc2.com/
2008年頃にこのページが平凡社の目にとまり、2009年にはこの家紋研究でとりあげた話をベースとした『家紋を探る―遊び心と和のデザイン』(平凡社新書 451)』が2009年1月15日より発売されることとなった。
また、この家紋研究に収録していた『女紋』の話はその膨大な情報量から別コンテンツとして独立させ、やがて自費出版をすることとなる。(2006年10月頃/『女紋』はこちら)
これらを出版することによって、TV、新聞、雑誌などの各方面のメディアに取り上げて頂ける機会が増えた。
そして日本実業出版社より「家紋事典を出版しないか」という話を頂き、2013年4月20日に『日本の家紋大事典』を出版することとなる(著者は森本勇矢)。
出版などの功績から、森本景一、森本勇矢の両名は日本家紋研究会の理事に任命されている。
2008年から2013年まで『歴史読本』で日本家紋研究会が連載していた『家紋拾遺譚』に寄稿も行っていた。
現在、森本景一、森本勇矢ともに家紋の講演や講座で家紋の魅力を伝える活動を積極的に行っている。
また、森本勇矢は自ら「京都家紋研究会」を立ち上げ、家紋の調査や研究を行い、2014年現在では会員数が30人を越えるまでに成長している。
※家紋の講演、講座などのご依頼などについては「イベントページ」をご覧下さい。
家紋は楽しい。
洗練されたデザインなのに、描かれた絵は繊細にして奇抜、時にユーモアすらあるのだ。
「槌車」では、大工道具を水車のように回してしまうし、「蝶」は妖しく、「巴」の方向回転は論争のタネに―。
先人たちの自由な発想、そして美意識に、着物ドクターである《染色補正師が迫る!
日本人の美とアイデアの結晶。家紋の世界へ、ようこそ!
平凡社より全国書店にて絶賛発売中!
『家紋を探る ~遊び心と和のデザイン~』(平凡社新書 451)
著者:森本景一
定価:798円(税込)
新書判 240頁 2009.01
ISBN978-4-582-85451-0 C0239 NDC分類番号 382.1
初版:10000部
平凡社公式サイトはこちら
http://www.heibonsha.co.jp/
こちらでご購入頂けます。
平凡社、amazon、オンライン書店ビーケーワン、センブンアンドワイ、紀伊國屋書店
当社サイト内でも好評な「女紋特設ページ」が本になりました!
サイト内のものを再度見直し、さらなる調査と追求を行い、まとめ上げました。
大幅に内容も充実し、消費者の方はもちろんのこと、業者の方にもオススメです。
「婚礼家具や調度品」などの写真(主に京都の資料)もカラーページに掲載!
Q&Aや用語集を加え、こぼれ話(全4話)も掲載!
詳しくは「女紋特設ページ」にアクセス!
『月刊歴史読本』の2008年~2013年(2007年11月末発売~2013年12月末発売迄)まで日本家紋研究会が連載を行っていた「家紋拾遺譚~難読紋・奇紋の謎を解く」に森本景一と森本勇矢は寄稿していました。以下が掲載されたリストです。
森本景一
1950年大阪府生まれ。
染色補正師、(有)染色補正森本代表取締役。日本家紋研究会理事。
家業である染色補正森本を継ぎながら、家紋の研究を続け、長らく顧みられなかった彩色紋を復活させる。
テレビやラジオなどの家紋や着物にまつわる番組への出演も多い。
著書に『大宮華紋-彩色家紋集』(フジアート出版)、『女紋』(染色補正森本)、『家紋を探る』(平凡社)があるほか、雑誌や教育番組のテキストなどにも多数寄稿している。
森本勇矢
染色補正師。日本家紋研究会理事。京都家紋研究会会長。1977年生まれ。
家業である着物の染色補正業(有限会社染色補正森本)を父・森本景一とともに営むかたわら、家紋の研究に取り組む。
現在、「京都家紋研究会」を主宰し、地元・京都において「家紋ガイド(まいまい京都など)」を務めるほか、家紋の講演や講座など、家紋の魅力を伝える活動を積極的に行なっている。
家紋にまつわるテレビ番組への出演や、『月刊 歴史読本』(中経出版)への寄稿も多数。紋のデザインなども手がける。
著書に『日本の家紋大事典』(日本実業出版社)。
ブログ:家紋を探る、
京都家紋研究会