近年、家紋に対する質問が急増しております。
その内容は様々ですが、当社では「家紋調査」「家紋作成」などのご依頼を受けることが非常に多いです。
それぞれの依頼に対する詳細を記載しました。料金は全て外税です。ご了承下さい。 (料金は参考料金とお考え下さい。ご依頼内容によって値段が変動します)
もちろんここに記載する事柄以外もご相談下さい。
また、当社への着物に関するご依頼と共に依頼される場合は割引させて頂くこともございます。
※ご依頼の内容などにより異なります。
例:「大宮華紋を着物に入れたい」→家紋調査の割引
例:「着物に自分だけのオリジナルの紋を入れたい」 →紋制作費の減額など
「紋名が分からないから教えて欲しい」という方からの依頼が増えております。
簡単なものから難解なものまで様々です。全ての家紋に答えが出るわけではないですが、何らかのヒントを示すことも出来るかも知れません。
ルーツを探す調査は基本的に行っておりません。家紋からルーツを探すことは困難です。
【ご依頼に必要な情報】
名字:戸籍に登録されている正確な名字
出身:基本的には名字から家紋を探ります。名字と地域は密着しています。名字の九割は地名に由来するものだからです。
文献:家に残されている家系図や寺にある過去帳、その他家に伝わる物があればお教え下さい。
口伝:口伝は間違って伝わっているケースが多く、鵜呑みには出来ないことが多いですが、ヒントになることもありますので、可能な限り伝わっている通り、正確にお教え下さい。
その他:何かその他ヒントになるような情報があればお教え下さい。
この依頼に関するケース及び料金は以下の通り。
あなたの家紋をデータ化しませんか? データ化しておくと非常に便利です。
家紋をデータ化するメリット
印刷による家紋か家紋のデータでお選びください。
印刷の場合は発送致しますので、送料のご負担をよろしくお願い致します。
家紋が分からなくなってしまった。探しても見つからない。お墓にも家紋がない。
理由は様々ですが、家紋が無い家があるのは確かな事実です。
新たに家紋を作ってみるのも良いかも知れません。
また、女紋に関するご依頼もお引き受け致します。
家紋を入れるものは様々です。当社で製作した家紋のデータを利用して商品を作ってみませんか?
※企業からのご依頼も承っております。ご相談下さい。
近年、残念ながら「家紋が嫌い」ということを耳にする機会が増えてきました。
これも本当に理由は様々です。最も多い例は「家紋のデザインが嫌い」というものです。
例えばその家の家紋が「五三桐」「違い鷹の羽」など、貸衣装で一般的に用いられる意匠である場合に多いです。
特に「五三桐」に対して「貸衣装みたいで嫌だ」という声を大変多く聞きます。
しかし桐は天皇家の替紋(副紋)であり、日本の国章ともなっている高貴な紋である「五七桐」の花を減らした変化系の家紋です。
高貴さもさることながら、その完成された魅力的で美しいデザインゆえに採用されているものです。
今一度、あなたの嫌いな家紋の意匠について、調べてみるのも良いかも知れません。
家紋は必ず「選ばれた理由」があります。その意味が現在まで先祖から伝わっているのです。
その意味をあなたの代で途絶えさせるのは非常に勿体ない。そう思いませんか?
しかし、「それでも!」どうしても替えたいという方はおられます。
そんな方々にオススメしているのは「モチーフを替えずに変化させる」というものです。
「家紋はモチーフを変化させる」、「メインとなるモチーフに別のモチーフを組み合わせる」などの方法でその数を増やしています。
それらは紋帖や家紋図鑑などにも掲載されていますし、その「モチーフの種類の中から選ぶ」などの方法や「新たに組み合わせる」などで家紋を新生させるといった選択も良いでしょう。
しかし最終的な判断はやはりご依頼者の方です。
私どもはそのお手伝いをさせて頂くだけです。ですが、今一度、考えてみても良いのではないでしょうか。
その結果、「どうしても嫌!」という方には新たにモチーフを選んだり、制作を行ったり致します。
まずはご相談下さい。
森本景一
1950年大阪府生まれ。
染色補正師、(有)染色補正森本代表取締役。日本家紋研究会理事。
家業である染色補正森本を継ぎながら、家紋の研究を続け、長らく顧みられなかった彩色紋を復活させる。
テレビやラジオなどの家紋や着物にまつわる番組への出演も多い。
著書に『大宮華紋-彩色家紋集』(フジアート出版)、『女紋』(染色補正森本)、『家紋を探る』(平凡社)があるほか、雑誌や教育番組のテキストなどにも多数寄稿している。
森本勇矢
染色補正師。日本家紋研究会理事。京都家紋研究会会長。1977年生まれ。
家業である着物の染色補正業(有限会社染色補正森本)を父・森本景一とともに営むかたわら、家紋の研究に取り組む。
現在、「京都家紋研究会」を主宰し、地元・京都において「家紋ガイド(まいまい京都など)」を務めるほか、家紋の講演や講座など、家紋の魅力を伝える活動を積極的に行なっている。
家紋にまつわるテレビ番組への出演や、『月刊 歴史読本』(中経出版)への寄稿も多数。紋のデザインなども手がける。
著書に『日本の家紋大事典』(日本実業出版社)。
ブログ:家紋を探る、
京都家紋研究会