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現代着物との違い

着物が戦前と戦後とで大きく変わったことと言えば、まず戦前までの多くの胴裏は紅絹(もみ)が付けられていたことが挙げられます。
戦後は婚礼もの以外では姿を消してしまいました。
胴裏が白に変わると共に、表地の薄色には八掛も白地に裾ぼかしのものが主流となりました。
礼装ブームからの美的変化と言えるでしょう。
そして戦前までの生地は薄かったのに対し、戦後は生地の目方が重くなります。
それは戦前のまでの着物は日常着だったからです。
戦後は日常着が洋服に変わっていったことで、着物はフォーマル化の道を辿ることとなります。つまり生地を重くすることで高級化を図ったのです。
さらに戦後は家紋に対する意識の薄れが着物にも大きく表れてきます。
サイズが益々小さくなり、黒留袖以外は数も五つから、三つ、一つへと減る傾向になります。

 

職人紹介

森本景一森本景一
1950年大阪府生まれ。
染色補正師、(有)染色補正森本代表取締役。日本家紋研究会理事。
家業である染色補正森本を継ぎながら、家紋の研究を続け、長らく顧みられなかった彩色紋を復活させる。
テレビやラジオなどの家紋や着物にまつわる番組への出演も多い。
著書に『大宮華紋-彩色家紋集』(フジアート出版)、『女紋』(染色補正森本)、『家紋を探る』(平凡社)があるほか、雑誌や教育番組のテキストなどにも多数寄稿している。

大宮華紋森本


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