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アンティーク着物再生

アンティーク着物はうかつに丸洗いや解き洗い張りは危険です。
それは生地の劣化でそういう工程に耐えられない可能性か高いからです。
そして江戸時代からの流れとして、高級手描き友禅や総刺繍のものなどは水に浸けて洗うことを前提として作られていないからです。
染め抜き紋は墨で上絵を描き、水性染料で仕上げを入れます。
これは江戸時代からの方法で、汗や雨に弱いです。
これと同じように多くの手描き友禅染めは水性染料での仕上げが施されています。中には型染めにも同技法が採用されていたりしますから油断できません。
絹以外の庶民の着物や、絹でも水に浸けられる織物は例外として、多くのアンティーク着物には余程注意が必要です。
中にはドライクリーニングでも色がにじみ出した例も見ていますから、プロの方達にも注意を呼び掛けています。
再生については、現品を十分にテストした上で、最も適した方法を見つけ出さなければなりません。
そして直す方法も新たな加工ではなく、その時代の持ち味を変えないことが大切なのではないでしょうか。

 

職人紹介

森本景一森本景一
1950年大阪府生まれ。
染色補正師、(有)染色補正森本代表取締役。日本家紋研究会理事。
家業である染色補正森本を継ぎながら、家紋の研究を続け、長らく顧みられなかった彩色紋を復活させる。
テレビやラジオなどの家紋や着物にまつわる番組への出演も多い。
著書に『大宮華紋-彩色家紋集』(フジアート出版)、『女紋』(染色補正森本)、『家紋を探る』(平凡社)があるほか、雑誌や教育番組のテキストなどにも多数寄稿している。

大宮華紋森本


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