No.05
きく
紋付を作ろうとしてお店を回りまして、「うちの女紋なんですが・・・」というと、「それは正式な紋ではないから礼装には・・・」と言われて憤慨しておりました。こちらの家紋のコーナーを見せていただいて、「きちんと調べておられる方があるのだ」と思ったらとても嬉しく思いました。
私の家は母から娘ではなく、直系の娘が使っているようです。あえていえば、「父方のおばから娘へ」と伝わるというのでしょうか。もちろん、正式な家紋として使用していますが、こちらで触れておられた、男紋が武家紋だったために、女性らしい女紋が生まれた、という系統のようです。
景一
>紋付を作ろうとしてお店を回りまして、「うちの女紋なんですが・・・」というと、「それは正式な紋ではないから礼装には・・・」と言われて
きくさんはどの地区の方なのでしょう?もし差し支えがなければでいいですよ。
>私の家は母から娘ではなく、直系の娘が使っているようです。あえていえば、「父方のおばから娘へ」と伝わるというのでしょうか。もちろん、正式な家紋として使用していますが、こちらで触れておられた、男紋が武家紋だったために、女性らしい女紋が生まれた、という系統のようです。
なるほど、「父系紋」で、家紋からのデザインアレンジなんですね。
どのような紋なんですか? やはり気になります。
家紋だけに限らず、皆それぞれに常識や習慣があるのですね。
狭い仲間意識は危険ですね、お互い、相手の事を受け入れる広い心が大切だと思います。
きく
>きくさんはどの地区の方なのでしょう?
>もし差し支えがなければでいいですよ。
私は東京ですので東京の呉服屋さんに相談しています。
先祖は福岡県で、室町後期までは遡れます。
その前は知りませんし、紋がいつ頃できたのかも不明です。
>どのような紋なんですか? やはり気になります。
男紋は亀甲系の紋で女紋は「きく」です。そうです、菊の花なのです。
ちなみに呉服屋さんですが、理解いただけるところを探して結局、実家の女紋で着物を仕立てました。結婚が近いので。ところが、婚家がまた女紋に理解がなく・・・(汗)
昔は女紋を変えなくて離縁された人もいるとか、やっぱり家紋って難しいんだなと思います。
景一
>私は東京ですので東京の呉服屋さんに相談しています。
なるほど! 東京は基本的に「女紋」は存在しませんからね。
あるとしたら、関西からの習慣が根付いた地区がわずかに存在する程度です。
>ところが、婚家がまた女紋に理解がなく・・・(汗)
>昔は女紋を変えなくて離縁された人もいるとか、やっぱり家紋って難しいんだなと思います。
理解してくれる呉服屋は探さなくても関西へ依頼すりゃ簡単な事ですよ。
しかし本当にご理解頂くのは嫁ぎ先なんじゃないかな?
お互いに言えるかもしれませんが。
結婚は当人同士、家と家が結婚するんじゃないですからね、昔のようにそこまで問題にする必要はないと思いますよ。
また双方の家紋を合成させるのも解決法の一つですよ。
「家紋研究・家紋サイズ」で合成紋について触れております。
きく
関西の呉服屋さんは女紋をご存知のところが多いのでしょうか?
紋に関しては何度も嫌な思いをしているので(「正式な紋ではない」などといわれまして)
「うちの女紋です」といえばすぐにわかっていただけるお店があれば今後はぜひそういうところを利用したいと考えています。
嫁ぎ先は関西なのですが、「母親の紋をつけるべきだ」といわれ生まれてこの方、母親の家紋を継ぐなど考えたこともなかったのでとまどっている次第です。父方の女紋を当然つけると思っていましたし私の母自身もそういうものだと私に教えていました。
個人的にはうちは父系の紋ですので、私一代で終わらせればそれで済むのではないかと思っていますが、いかがでしょうか。
今までは「うちの家紋は変わっているの」だけで済んでいましたが、結婚となるとなかなかそれだけでは理解してはもらえないようです。
景一
>関西の呉服屋さんは女紋をご存知のところが多いのでしょうか?
そうですね、女紋は西日本に多いですからね。しかしそれも地区によって家によってまた呉服屋さんによって、形が様々ですからこちらの意向を上手く伝えないと、そこの呉服屋さんの都合の良い方にもっていかれる恐れもありますね。
>「うちの女紋です」といえばすぐにわかっていただけるお店があれば
>今後はぜひそういうところを利用したいと考えています。
そいう事なのですが、何度も申しますように一番大切なのは、嫁ぎ先との間で話が成立させる事ですね。家紋を依頼する以前の問題ですよ。
>嫁ぎ先は関西なのですが、「母親の紋をつけるべきだ」といわれ生まれてこの方、母親の家紋を継ぐなど考えたこともなかったのでとまどっている次第です。父方の女紋を当然つけると思っていましたし私の母自身もそういうものだと私に教えていました。
>個人的にはうちは父系の紋ですので、私一代で終わらせればそれで済むのではないかと思っていますが、いかがでしょうか。
なるほど。同じ女紋でも全く意味が違ってくる訳ですね。
相手方が女紋に理解が無いのではなく、これは習慣の違いですね。
当サイトの「家紋研究・女紋」でも様々なケースをご紹介しているでしょ。
それぞれの常識がぶつかり合う訳なのですね。
私からしてみりゃ、第三者ですから「どっちでもいいではないですか?」
なんですが、結婚となると些細なことでも一つ一つ解決していかないと駄目ですね。
習慣や常識の違うもの同士が生活していくのですから、お互いが理解し合うという心使いが必要ですね。結婚生活ってこういうところから始まるんじゃないかな?