女紋 -おんなもん-

当社サイト内でも好評な「女紋特設ページ」が本になりました!書籍版『女紋』絶賛発売中!
販売ページはこちらをクリック!

No.10

ありす

はじめまして。
女紋について調べていて、こちらに辿り着きました。

うちの女紋は「揚羽の蝶」です。
私の目には揚羽蝶と同じ紋様に見えますが、何故か母は必ず「揚羽の蝶」と言います。
「蝶紋」の章を拝読して、もしかしたら「羽を揚げた蝶」という意味だったのかもしれないと思いました。

それなのに、彼女ときたら私の嫁入り着物(黒留・色無地)に五三ノ桐を入れおったのです!
以前、喪服を作った時に、私が大好きな実家の家紋を「女はダメ」の一言で却下したくせに!
女紋が不明だというならまだしも、何が悲しゅうて縁もゆかりもない紋をつけねばならんのか…。
呉服屋さんが快く入れ直してくれたので、今はちゃんと揚羽の蝶になっています。
結婚相手は同じ地元だし、向こうの両親はこの手のことには頓着しないので、軋轢もありません。
それよりも着物が総て箪笥の肥やしになっていることの方が問題かも…。
(いや、喪服は肥やしでもいいんですけども)

小林雅成

>うちの女紋は「揚羽の蝶」です。

揚羽蝶、五三桐ともに代表的な女紋です。
助詞の【の】を入れるかどうかは、家紋帳とか辞書によっては紙面制約上、家紋名が長くなればいれずに省略しているのだと思います。
実家の女紋と相手方の男紋が同じであれば相性はいいと思います。

景一

>女紋について調べていて、こちらに辿り着きました。
>何故か母は必ず「揚羽の蝶」と言います。
>「蝶紋」の章を拝読して、もしかしたら「羽を揚げた蝶」という意味だったのかもしれないと思いました。

「の」があっても無かっても同じです。家紋研究家の小林先生のお答え通りですよ。「五三桐」も「五三の桐」も同じですね。

ありすさん、とにかく楽しく読ませて頂きましたよ。顔がにんまりとなっていました。
私はこういう話しが聞きたいですね。「あ〜、家紋は今でも生き続けているんだな」って感じでした。

因みにありすさんはどのあたりの地域なのですか?もしお差し支えなければで結構です。

チュン

はじめまして!チュンと申します。色々場所によって慣習や伝統がある事が分かり楽しく読んでおります。

>麻の葉の柄を一枚は持っておくもの

これは初耳です。私の地方でも男が知らないものがあるのでしょうか。

>木造で補修・復興した松山城は、ちょっと自慢。

お城ですか、いいですね。私の所は天守閣を持った城がないので他県に行った時天守閣のあるお城を見た時は、いつも圧倒されます。

>展示室の入り口の扉にも竹に雀の紋がどーんと入っていて、気おされそうになりましたよ。

すごいですね。竹に雀ですか。私の地方の殿様の家紋はどちらかと言えば単純です。子供の頃よくその家紋を地面に書いて鬼ごっこみたいな事をする遊びがありましたよ。殿様の家紋はとっても身近なものでしたよ。
でも、女紋は森本さんのHPを見て知りました。地方で違いますね。

小林雅成

>まさか母が実家の女紋を無視するとは思いもよりませんでしたし。

戦後生まれだと何でもええわ(^^;)という人もいてはりますね。

ありす

お返事ありがとうございます。ありすは愛媛県の人間です。鬼瓦や提灯、墓石など、周りに結構家紋がある中で育ちました。

私の年代ですと、地元の友人達でも女紋のことは知っていたりいなかったりです。
さすがに家紋は、正月やお祭りなどで玄関先に提灯を飾りますので、正式な名称は知らずとも、紋だけはたいてい皆知っています。
祖父が蝋燭を点した提灯にくっきり浮かぶ丸に剣酢漿草の紋を見て、子供心に綺麗だなあと思っていました。

子供の頃、秋祭りの提灯行列で一軒一軒町内を回ったので、いろいろな家紋入り提灯を見ましたが、丸に剣酢漿草は実家以外には無かったような気がします。
…と言っても、もう四半世紀以上も前のことですから、他にどんな紋があったかはろくに覚えていないのですが…;;

景一

最近、急に「女紋」についてのご質問が増えました。各地で生まれた習慣の違いなんですね。定義づけられないです。

違う相手を理解いし合うという気持ちが大切ですね。