木瓜(もっこう)
木瓜紋は窠(か)の紋で木瓜は当て字である。正確には窠紋。
窠とは木の上に作られた鳥の巣に対して、地上にある鳥の巣の事で、形が巣に似ている。
昔の窠紋は現在のような整った形でなく、中に小さな丸(恐らく卵)が数多く描かれている。
窠紋が木瓜紋と呼ばれるようになった理由は、平安時代に寺院や役所などの御簾(みす)や御帳の周囲に巡らした絹布の帽額(もこう)にある模様を「御簾の帽帳の文」と呼び、この帽帳の音から転じた。
俗説として木瓜(きうり)、胡瓜の切断面を象ったであるとか、バラ科に属する木瓜(ぼけ)の切り口を象ったもの、などとも言われるがこれらは全て間違っている。
当サイトに登場する「木瓜紋」
- 木瓜(もっこう)
- 丸に木瓜(まるにもっこう)
- 細輪に木瓜(ほそわにもっこう)
- 石持地抜きに木瓜(こくもちじぬきにもっこう)
- 四方木瓜(しほうもっこう)
木瓜(もっこう) 【掲載場所】 |
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丸に木瓜(まるにもっこう) 【掲載場所】 |
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細輪に木瓜(ほそわにもっこう) 【掲載場所】 |
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石持地抜きに木瓜(こくもちじぬきにもっこう) 【掲載場所】 |
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四方木瓜(しほうもっこう) 【掲載場所】 |