笹(ささ)
五枚笹
笹は「篠」とも書き、イネ科タケ亜科の植物のうち、小形のものの総称である。竹に比べ、丈が低く細い。
竹とはモウソウタケやマタケなどの大型のものをいう。竹は幹が真っ直ぐで堅く中は空洞で、何も隠さず節があって節度があるという事から中国では君子に例えられた。
古くから竹に雀を組み合わせて文様として用いられた。
竹と雀は古くから関係が深い。「宇治拾遺物語」の「舌切り雀」といった話しなどもある。
文様としては奈良時代から用いられている。
※当サイトでは、平安紋鑑に従い、竹紋も笹紋に分類しています。
当サイトに登場する「笹紋」
- 十枚笹(じゅうまいざさ)
- 切竹笹(きりたけざさ)
- 株竹笹菱(かぶたけささびし)
- 丸に七五三根笹(まるにしちごさんねざさ)
- 丸に井桁に切り竹笹に飛び雀(まるにいげたにきりたけざさにとびすずめ)
十枚笹(じゅうまいざさ) 【掲載場所】 |
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切竹笹(きりたけざさ) 【掲載場所】 |
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五枚竹笹菱(ごまいたけささびし) 【掲載場所】 紋帖「紋の志をり」では株竹笹菱(かぶたけささびし) |
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丸に七五三根笹(まるにしちごさんねざさ) 【掲載場所】 |
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丸に井桁に切り竹笹に飛び雀(まるにいげたにきりたけざさにとびすずめ) 【掲載場所】 |